4年いて、指名が取れなくて辞めた同期を何人も見た。共通していたのは「センスがない」ではなく「やることをやっていない」だった。初回に客の名前を呼んだか、次来る理由を作ったか、帰宅後にLINEを入れたか——これをやっていない人間が「向いていない」と言っているケースがほとんどだった。
指名が取れるかどうかは、最初の数手で決まることが多い。席での接客の「上手さ」より、初回に何をしたかの方が再来店率に直結する。
- 効く
- 初回接客で名前を呼ぶ・次来る口実を会話の中に埋める・帰宅後その日にLINEを1本入れる。この3手を全部やっているかどうかで再来店率が変わる。
- 普通
- 接客中の会話は盛り上がるが、帰り際の一言と初回LINEのどちらかが抜けている。再来店に繋がりにくい。
- 逆効果
- 「また来てください」だけで終わる。来店の理由が何も会話の中にない。LINEを翌日以降に送る、または送らない。
SECTION 01指名が取れない新人がやっていること
まず「やってはいけない」を整理する。4年いて、指名が伸びない時期の後輩を見ていると、これが当てはまることが多かった。
これらは「失礼」なわけではない。だから問題が見えにくい。接客中は盛り上がっているのに再来店がない、という状態が続く原因になっていることが多い。
SECTION 02初回接客でやる3手
難しいことは何もない。この3つだけ全部やれば、やっていない人間とは再来店率が変わる。
一番効くのは「次来る理由を会話の中に埋める」だ。帰り際に「また来てね」と言うのではなく、会話の途中で「今度○○の話を聞かせてください」「次来たとき○○試してみましょう」という形で、来店の口実を作る。客が「行く理由」を自分で持てる状態にする。
手①は名前を覚えていることで「ちゃんと見てくれていた」という印象が残る。手②は来店の口実を相手に渡す。手③は翌日以降ではなく当日中が重要で、記憶が新鮮なうちに届く。この3手を全部やるのと全部やらないのでは、再来店のしやすさが違う。
SECTION 03再来店から担当指名になる流れ
| フェーズ | やること | やってはいけないこと |
|---|---|---|
| 初回接客中 | 客の話を中心に聞く・名前を覚える・次来る理由を会話に埋める | 自分の話ばかりする・来店理由を何も作らない |
| 帰り際 | 名前で呼んで「また来てください」と一言 | 「また来てね〜」だけで終わる・名前を呼ばない |
| 帰宅後当日 | 接客で出た話題に触れたLINEを1本入れる | 翌日以降に送る・「ありがとうございます!」だけで終わる |
| 2回目以降のLINE | 返信を催促しない・相手のペースに合わせる | 「最近来ないですね」「また来てください」を繰り返す |
| 2回目来店 | 前回の会話を覚えていたことを示す一言を入れる | 前回の話題を何も覚えていない |
2回目の来店で差がつく
指名が担当指名になるかどうかは、多くの場合2〜3回目の来店で決まる。そこで「前回の話を覚えていた」という一言が出るかどうかが大きい。初回で出た話題——仕事の状況、趣味、当時の気分——を次に来たとき一言で触れるだけで、「この人は自分のことをちゃんと見ている」という印象になる。これは席での接客技術より、単純にメモを取るかどうかの話だ。
指名が取れない時期、「自分には向いていない」と思いがちだ。でも実際は、やることをやっていないだけのケースが多い。初回に名前を呼んで、次来る理由を作って、LINEを入れる。これだけでも、やっていない人間とは再来店率が変わる。 HOSMEDI A / EX-HOST KABUKICHO 4YRS
「なぜ指名が取れないのか」を整理したい場合は相談を受け付けています。接客の状況を聞いて、改善できる点を一緒に見ます。
初回接客の流れと、その後のLINEのやり取りを教えます。何が問題か見てほしいです。
「この動きをしてから指名が変わった」という経験があれば
初回接客・LINEの使い方・再来店のきっかけになった言葉など、指名が変わったきっかけを匿名で教えてください。後輩ホスト向けの記事に使わせてください。
編集部に匿名で送る