「売れてる人って何が違うんですか」——この質問を、在籍4年の間に何十回も後輩から受けた。答えはいつも同じだった。特別なことは何もない。ただ、毎日やることが違う。
俺自身、移籍先の店で初めて売れてる先輩の動きを間近で見た時に気づいた。1軒目の店では誰も教えてくれなかった。移籍先には担当の管理を徹底している先輩がいて、同じことをやったら自分の数字も変わった。
- 最重要
- LINEの継続接触と客の情報管理。これ2つだけで売上が変わった人間を何人も見た。
- 次点
- SNSの毎日更新と、自分に似た先輩の動きを真似ること。才能より再現性を取れ。
- 見落とし
- 体調管理。夜型・毎日飲酒が続くと半年で接客の質が落ちる。売れてる人間ほど食事と睡眠に気を使っている。
SECTION 01LINEの継続接触——これが9割だと思っている
売れているホストは、担当客全員に定期的にLINEを送っている。毎日じゃなくていい。週に1〜2回、何かしら送っている。「今日出勤します」「この前の話、自分も気になって調べてみました」——要はこれだけだ。
客は来なくなる理由があって来なくなるんじゃない。忘れるから来なくなる。LINEは「忘れさせない」ための装置だ。
話題は何でもいい。相手が前回話していたことを拾うのが一番反応が返ってきやすい。「仕事大変そうって言ってたけど落ち着きましたか」「この前言ってた◯◯、気になって調べました」——接客の延長として自然に送れるなら、内容よりも「続いていること」の方が重要だ。自分の状況に合った頻度や型が知りたければLINEで相談を。
SECTION 02客の情報を管理している
売れっ子は全員、客の名前・仕事・趣味・前回話した内容をメモしている。スマホのメモでもノートでも形は何でもいい。次に会ったとき「この前○○って言ってたじゃないですか」と返せる人間に、客は「ちゃんと覚えてくれてた」と感じる。この一言が信頼を作る。
逆に言うと、担当を20人抱えていたとしても、全員の情報を覚えておけるわけがない。管理しないと必ず抜ける。抜けると「この前も同じこと言った」という状況が起きる。それが来店頻度を下げる。
| 習慣 | やってない人間 | やってる人間 |
|---|---|---|
| LINEの頻度 | 「来てほしい時」だけ送る | 接客と関係なく週1〜2で送り続ける |
| 客の情報 | 名前と顔だけ覚えている | 仕事・趣味・前回の会話内容をメモしている |
| SNS更新 | 気が向いたとき・反応があるとき | 反応ゼロでも毎日更新し続ける |
| 先輩の真似 | トップホストを参考にする | 自分と似たキャラで売れてる先輩を真似る |
| 体調管理 | 気にしない。毎日飲んでも問題ない | 食事・睡眠に気を使う。接客の質が落ちると知っている |
SECTION 03「自分に似た売れ方の先輩」を真似る
これは本当に重要で、俺がやらかした失敗でもある。最初の店にいた頃、売上ランキング1位の先輩を真似しようとした。当然、合わなかった。その先輩はホストらしい雰囲気とルックスで売る人間で、俺とはキャラが全然違った。
移籍先で出会ったのは、俺と同じように「話で売る」タイプの先輩だった。同じことをやったら通じた。「自分と似たキャラで売れている人間」の戦い方は、自分にも再現できる可能性が高い。トップホストを真似しても再現できない確率の方が高い。
「参考にすべき先輩」が今の店に見当たらないなら、それはその店で伸びにくい状況かもしれない。環境の話を含めて聞きたい場合はLINEで。
情報管理の方法はスマホのメモアプリが最も続きやすい。記録する項目は「名前・職業・趣味・前回話した内容・次に使えるネタ」の5つがあれば十分だ。専用のアプリを入れる必要はない。接客後10分以内にメモする習慣だけ作れれば、どんなツールでも機能する。
売れてる人間と話すと、やってることは地味なことばかりだ。毎日LINEして、毎日出て、客の話を覚える。特別なことは何もない。ただ俺は、これを教えてもらえる環境に移るまで1年かかった。 HOSMEDI A / EX-HOST KABUKICHO 4YRS
SECTION 03今日から使える実践手順
今夜、担当候補に送るLINE
難しく考えなくていい。前回の接客で出た話題を1つ拾って、一言だけ送る。「この前◯◯の話してたじゃないですか、調べてみたら面白かった」——これで十分だ。毎回「来てください」で終わらせない。
接客後30分でやること
席を離れたらすぐスマホのメモを開く。今日会った客の名前と、話した内容を3行だけ書く。「仕事がIT系・趣味が釣り・彼氏と別れた話をした」——これだけでいい。次会う前にこれを見返す。
帰宅後すぐメモを書くのが理想だが、深夜の帰宅だと記憶が飛ぶ。席を立った直後、トイレや控え室で30秒だけメモする方が現実的に続く。「完璧に記録する」より「ゼロよりマシな状態を毎回作る」の方が長続きする。
「何から始めればいいかわからない」という相談も受け付けています。
今は担当が◯人で、指名は月◯回くらいです。
