話が上手いのに3ヶ月で消えた人と、無口なのに2年続いた人を、両方見てきた。話術もルックスも、続くかどうかとは別の話だ。俺が4年で見た「続く人」の共通点は、もっと地味なところにある。

EDITOR'S JUDGEMENT
続く人
初月収入のリアルを知って入れる。「しんどい」を誰かに言える。最初の担当客を1人作ることを最初の目標にできる。
消える人
「すぐ稼げる」と思って入る。生活費がギリギリの状態で入店する。一人で抱えて限界まで言わない。
確認が必要
「向いてない」と思い込んでいるが、実は環境が問題のケース。正しい環境で試してから判断してほしい。

SECTION 01よく言われる「向いてる人」像が間違っている理由

「話が上手い」「ルックスがいい」「明るい」「社交的」——これがホスト適性の条件として語られることが多い。全部嘘ではない。でも全部でもない。

「話が上手いのに3ヶ月で消えた人」を何人か見た。原因は決まって「初月に稼げると思っていた」か「一人で抱え込んだ」かのどちらかだった。話術は関係なかった。逆に言えば、初月のリアルを知って覚悟して入ってきた人は、話術が普通でも続いた。

SECTION 02続いた人の共通点——本当に効く3つ

正直、これだけ見ておけばいい。3つあるけど一番重いのは最初の1つだ。

① 給料への期待値が正確だった

入店前に「初月はほぼバック0円、日給保障だけ」という現実を理解していた人は続いた。逆に「すぐ稼げる」と思って入った人の多くは3ヶ月以内にいなくなった。期待値の設定が正確かどうか、それだけだ。日給保障の金額と期間は店によって違う。体入前に確認しておく話だ。

② 「しんどい」を誰かに言えた

一人で抱えない人は続いた。先輩でも、外部の人間でも、「今しんどい」と言える相手がいた人間は、乗り越えた。俺自身、2年目に客が全員飛んだ時期があった。その時に店外の人間に話せたことが、3年目を続けた理由になっていると思っている。

③ 担当客を「1人」を目標にしていた

「月100万稼ぐ」ではなく「まず1人」を目標にした人は続いた。1人の担当客ができると、その客から別の客が来ることがある。最初の1人を作るまでの我慢ができるかどうか——それが全てだった。

SECTION 03「向いてない」より先に確認すること

「向いてないかもしれない」と思っている人に一番先に確認してほしいのは、「向いてない」と「環境が悪い」は全然違うということだ。

状況 本当に向いてないケース 環境が問題なケース
接客が苦痛 人と話すことが根本的に嫌い。接客業自体が合わない 今の店の雰囲気・先輩との関係が合わないだけ。別の店では普通に接客できる
稼げない 客との会話が続かない・担当を維持できない状態が複数店で続いている 新人に客を回す仕組みがない店にいる。同じことをやっても売上ゼロが続く構造
続かない 夜型の生活が身体的に無理な体質がある 生活費がギリギリで精神的に余裕がない状態。財務的な余裕ができれば変わる
先輩と合わない どこに行っても人間関係でトラブルになる 今の店のカラーが合わない。別の店では普通に働けるケースが多い
向いてる・向いてないの判断は、正しい環境で試してからしてほしい。ブラックな環境で「向いてなかった」と思って辞めた人間が何人いたか。 HOSMEDI A / EX-HOST KABUKICHO 4YRS

SECTION 04入店前に立ち止まるべき状況

向いてる・向いてないの話ではなく、「今この状況で入店するのはリスクが高い」という条件がある。これに当てはまる場合は一度整理してほしい。

STOP AND CHECK — 入店前の確認
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